10年以上続けた「毎日堂」がtheLetterへ移行した理由 | theLetter ストーリー #10
theLetter ストーリーは、theLetter 上で活躍する書き手の方々に、メディア運営方法や活用の理由などを深掘りして共有する公式ニュースレターのコーナーです。過去には「フェーズごとの読者獲得のポイント!2,000人までの道のりを大解剖」「最速で読者1万人突破!「ふらいと先生」が theLetter で医療啓発をする理由」などのストーリーを配信してきました。
今回の theLetter ストーリーは、ウェブマーケティング周辺情報を届ける『毎日堂 月~金の朝7時に届くWebマーケ関連のニュースレター』を運営してきた森野誠之さんにお話を聞きました。
同ニュースレターは2013年に開始し、2024年6月のタイミングで theLetter への移行を発表されています。なぜ theLetter へ移行したのか?10 年以上、平日配信を続けてこられた継続のコツなどを伺いました。
theLetter公式ニュースレターでは、プロダクトアップデート、サービスの案内、ノウハウ情報などを配信しています。
サマリー
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theLetter へ移行した3つの理由
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移行して活用した機能
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価格自由サブスクは実際どうだったか?
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個人発信を長く継続する3つのポイントとは?
プロフィール
森野誠之。運営堂という屋号でWebマーケティングに関するフリーランスとして活動。
平日毎朝7時、Webマーケティング関連情報を『毎日堂 月~金の朝7時に届くWebマーケ関連のニュースレター』にて配信中。
10年続けた毎日配信、なぜ theLetter へ?
もともと、ウェブマーケティング周辺情報を届けるメルマガを開始した 2013 年は無料で配信していました。しかし、内容を盗用されることが増えたので月額有料に途中から移行しています。
その有料課金のシステムは PayPal を採用していました。ただ、お金を払う読者ユーザーも PayPal アカウントをつくらなければならない、という手間がありました。本人確認が入ったり、なかなか負担だったようです。
theLetter へ移行した理由の一つ目は、メールアドレスのみで登録でき、読者ユーザーに負担をかけにくい点です。移行先として note も考えましたが、読者の中には note のアカウント登録をしたくないという方もいらっしゃいました。
2つ目は、PayPal 上で値上げをする際、20% までしか値上げできない仕組みだったので、新サービスに移行することで値上げを実現したかった。メールアドレスの数が増えるほど、配信コストは高くなるので値上げは必要でした。
3つ目は、メール配信システムを、各メーラー最新のシステムにアップデートし続けなければならなかったこと。直近では Microsoft のメーラーである Outlook の読者が勝手に登録解除されるといった不具合が起こっていました。読者ユーザーが操作したのではなく、読者が Outlook を利用しているだけで勝手に解除されるのです。
Gmail などもどんどん機能をアップデートしており、配信者はメーラーの最新の基準を守っていないとニュースレターが迷惑メールに入ったり弾かれたりするリスクがありました。ずっと自前でアップデートしていくより、きちんと各メーラーの最新の基準に対応されている theLetter のようなシステムを使う必要がありました。
そういった理由もあり、周りで theLetter を使っている人がいて実際聞いてみたら「使いやすいですよ」と言っていたのでサインアップしました。
移行して起こったこと
移行して最も変化があったのは「コメント機能」です。
以前のメルマガでもメール返信ではコメントいただいておりましたが、一対一のやり取りになっちゃいますし、読者にとって気軽じゃなかった。theLetter にしてからコメントが気軽に入ってくるようです。
「毎日堂」は毎記事、複数のコメントがつく | theLetter
他にもニュースレター上でアンケートを取ることができる「質問ボタン」を配置すると反応があったので、どんどん機能を活用したいと思います。
「価格自由サブスク」機能も使っていますが、多めに払ってくれる人が意外といるなと驚いています。最低金額を ¥1,000 にしているのですが、売上はサポートメンバー数 x ¥1,000 になっていなくて、最低金額以上の額でサポートされている方も多くいらっしゃいます。やってみてよかったです。
「毎日堂」の価格自由サブスク | theLetter
今後はキュレーション形式だけじゃなく、書き下ろしの形など theLetter を通じて様々なチャレンジをしていこうと考えています。
個人での発信を継続する3つのポイント
10 年以上、メールの配信を続けてきました。
継続できている理由は、情報発信自体を、自分の役立つためにやる、それが人の役に立つ、それなりにお金が入ってくる、という3つがポイントだと考えています。
まず1つ目は、自分のためにやらないとそもそも続かないということです。ウェブマーケティングの情報を集めること自体はもともと自分のためにしていたことです。
2つ目は、自分だけではなく誰かの役に立っているということです。
3つ目は、別に儲けてやろうと始めたことではないですが、数千円の対価ではなかなか続けることは難しいと思うので、それなりに継続に必要な収益をあげることが重要だと思います。
今回、インタビューにご協力いただいた森野さんが運営している『毎日堂 月~金の朝7時に届くWebマーケ関連のニュースレター』はこちらから登録できます。
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