ニュースレターの確かな伸ばし方 | theLetter ストーリー #1 Beauty Science News

ニュースレターの配信頻度や無料記事と有料記事の違い、どのように読者を集めたかといったニュースレターの伸ばし方について、theLetter で運営される Beauty Science News のなつなつさんにインタビューしました。
theLetter運営
2021.05.10
誰でも

theLetter ストーリーは、ニュースレターを配信中の方や今後ニュースレターの配信を考えている方に向けて、ニュースレターの配信ノウハウを theLetter 上で人気の書き手に深堀りして共有する theLetter 公式ニュースレターのコーナーです。

今回は theLetter 代表の濱本が、論文情報をもとに確かな美容情報を届けるニュースレター「Beauty Science News」を運営する、化粧品メーカー研究職のなつなつさんにインタビューしました。

なつなつ × 濱本
なつなつ × 濱本

サマリー

  • ニュースレターはコンテンツの質が重要
  • 有料記事の中身を知ってもらうために無料読者にもお知らせニュースレターを配信
  • ニュースレターの無料・有料でクオリティに差をつけないこと
  • ニュースレター記事を PR する時、この記事を読むとどうなるのか?を伝える
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なぜ他のプラットフォームではなく theLetter で有料配信を始めたのか?

濱本:インターネット上で配信し始めた時期やきっかけを教えてください。

なつなつ:1 年半前くらいから情報発信を始めました。最初に、Twitter アカウントを作り、そこから WordPress で作成した無料ブログの運営も始めました。

濱本:なぜ情報発信をしようと思ったのでしょう?

なつなつ:自分は普段、化粧品メーカーで研究職をしていて、皮膚科学や化粧品科学を研究しています。知識のインプットは仕事に活かされているのですが、別の視点でこの知識を活かす方向性がないかと模索していました。そこで、一般向けに発信したらどうなるんだろう?と考えたことが情報発信を始めたきっかけです。自分が Twitter で発信し始めた時にはそういう人(論文ベースの美容科学の情報発信者)はいませんでしたし、反響があるかどうかは未知数でした。それならやってみようかなって思いまして。難しい研究や論文の内容を、一般向けに分かりやすく発信する情報発信者という形でスタートしました。

濱本:なるほど、化粧品や美容業界のマーケティングはどれも素敵に見えますが、本当の効果などは素人目には分かりにくいですもんね。

なつなつ:それはおっしゃるとおりで、マーケティングで効果がありそうにみせる商品は本当にたくさんあります。中には消費者を欺いているような見せ方をするものもあるんですよ。そういう商品で消費者が損しないようにするには、消費者自身が行動を変えられるように正しい知識を自分から発信することが一番良いのではないか、と思ったのです。私は会社の立場上「この商品がオススメです!」とか具体的には言えないので、学べるコンテンツという形で皮膚や化粧品科学のことを発信しています。

濱本:美容コミュニティに貢献されていますね。theLetter を始める前はどんな発信されていたのでしょうか。

なつなつ:教科書的な内容ですね。いわゆる、「皮膚ってどうなってるの?」「こういうメカニズムで生まれ変わってます」といった基礎の内容を発信してきました。

濱本:なぜ Twitter の発信に加え、theLetter を始めたのですか?

なつなつ:有料で配信できるプラットフォームを探していて、最初は別の有料記事が出せるプラットフォームを検討していました。しかし、多くの人が書いているプラットフォームでは埋もれてしまうといった部分が懸念でした。Twitter でフォロワーを増やし、さらにそのブログプラットフォームのコミュニティ内でもフォロワーを集める、という気にもなれませんでした。今の Twitter アカウントをある程度活かした形で展開できるようなサービスが好ましかったんですよね。そこで新しいプラットフォームを探す中で、theLetter にしました。

濱本:なぜ有料で発信したかったのでしょう?実際に有料配信をしてみていかがでしたか?

なつなつ:あくまで個人的な考えですが、有料にすることで、お金を払ってでも自分が発する情報が欲しいと思っている、本当にコアな読者の方に絞って直接文章を届けられるのが有料配信のメリットだと思います。実際に有料配信を始めてみると、有料なので一定のペースでしっかりと読者さんに届けられるよう私自身も頑張れています。だからこそ、読者さんとはよい関係性を築けているんじゃないかなと思っていて。読者さんも一定のペースで情報を得られるし、書き手は対価を得られるし、仕組みが上手く回っているなと感じています。今のところ有料であることが双方にプラスに働いてるのではと考えています。

濱本:それは我々としてもすごく嬉しいです!サービスをリリースして早い段階でなつなつさんに使い始めていただき、読者との良好な関係がサービスを通じて成り立っているというのは非常に嬉しいですね。

なつなつ:無料の配信だけだったらここまで読者さんも増えなかったし、続けられなかったと思うので、そこは本当にありがたいと私も思います。

濱本:ありがとうございます! theLetter を使ってみて、機能面ではどうでしたか?

なつなつ:とてもいいですね。ここ最近の機能アップデートが自分にとってはすごくありがたく、Web上の記事の閲覧権限を細かく変えることができたり、無料読者と有料読者それぞれに絞ってニュースレター配信ができたり。他のサービスにないところで、気に入ってます。

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Beauty Science News のコンテンツ作りはどうしてる?ニュースレター運営のコツ

濱本:毎回、興味をそそられる内容ですが、配信する記事のテーマってどうやって決めていますか?

なつなつ:実は結構考えて決めています。仕事柄、毎日のように論文検索は行っていますが、帰宅後も仕事に関係のない論文までチェックするようにしていて、新しい皮膚科学系や化粧品系の論文を探しては面白そうな論文があったらメモして保存し、再読してみて、「これはニュースレターで書けそうだ!」というものをテーマにして配信しています。日々のネタ探しは努力というか、継続して探しています。

濱本:論文や企業のニュースリリースは日々新しい情報が出てくると思うので、ネタが尽きることもなさそうですね!

なつなつ:そうですね、毎日のように幅広い情報が出て来ます。そういう情報をウォッチすることは本業にも活かされるので、私自身のスキルアップにも役立っています。

濱本:読者さんのニーズはどのように意識していますか?

なつなつ:結構意識していて、リクエストしてください!と伝えているのですが、なかなか意見をもらえないです。(笑) 私のレターの読者さんは特定の情報を得たいというより、私が発信してる情報を幅広く取り入れたいと考える人が多く、私の情報のピックアップも含めて価値になっているのかと思ってます。なので最近は、毎回リクエストを募るというよりは驚きのあるテーマを楽しく読んでもらえるように意識しています。

濱本:確かにニュースレターは、受動的に情報を受け取れるというメリットがありますよね。theLetter ではニュースレターへ返信できる機能や、ニュースレター内にワンボタンでリアクションできるアンケート的な機能もテストしています。ぜひなつなつさんも使ってみてください!(笑)

濱本:Beauty Science News は、有料記事を週 1 本、無料記事を月 1 本で、毎週月曜朝に配信していますね。コンスタントに書くのは大変なのでは?

なつなつ:基本的には土日に書いています。だいたい金曜日とか土曜日までにはテーマを決めて書き出し、日曜に仕上げるという形が多いですね。

濱本:読者さんだけでなく、なつなつさんにもニュースレターの習慣ができているんですね。月 1 本の無料記事では内容の選択で意識することはありますか?

なつなつ:基本的には有料記事と無料記事で、クオリティの差をつけないように考えています。無料記事は有料記事のイメージといいますか、「こういう記事を配信しているんだな」と知ってもらうために出しているからです。

濱本:その考え方が結局、ブレがなく購読してもらえる理由かもしれないですね。ニュースレター運営のコツは何かありますか?

なつなつ:コツというか意識していることなのですが、記事のクオリティを一貫して保つ努力をしていますね。妥協した記事は一切書かないです。妥協した記事を書くくらいならその週は配信しない。記事のクオリティを無料・有料に関わらず高めて、読者さんに信頼してもらえるようにしています。

濱本:いやすごいですね...!

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3,000人超えの読者はどう集まった? Twitter の活用法

濱本:読者さんは今、何人いらっしゃるんですか?

なつなつ:無料の読者さんを含めて 3,000 人と数百人はいます。ありがたいことにまだまだ増えています。

濱本:メールアドレスを打ち込んだ人が 3,000 人以上いるってすごいことですよね。フォローボタンをポチッと押すだけじゃなく。

なつなつ:ほんとにすごいと思います。(笑)今も毎日、10 人以上増えたりする日も多く、ありがたいです。研究者が美容と科学の難しい内容を噛み砕いて説明するというコンセプトに魅力をもってくださる方が多いのかなと推察しています。

濱本:今美容情報を得ようとすると、YouTuber やインスタグラマーの発信が多いですよね。

なつなつ:そういうコンテンツはプロモーションも多く、本当にその商品がいいものなのか、消費者が疑問を抱く場面は少なからずあるんじゃないかなと思ってます。私は仕事上、特定の商品紹介ができないので、中立性が評価されているんじゃないかなと思ってます。

濱本:面白いですね!読者さんにはどうやってニュースレターを知ってもらいましたか?

なつなつ:始めたてのころは、Twitter を活用して、知り合いのフォロワーさんにも協力いただきながら拡散してもらいました。これまで Twitter とブログでの情報発信で好評を頂いていたこともあり、1,000 人くらいまでは割と早めにご登録頂けました。その後は、記事のクオリティを上げつつ、SNS で拡散できる内容かが読者獲得の鍵になりました。最初のうちは無料記事の方に、多くの人が気になりそうな内容、例えばニキビ悩みや化粧品の有名な成分であるレチノールの情報を書く事で、ツイッター拡散から認知を広げました。最近は有料コンテンツに注力していて、記事の配信前後でのプロモーションを行います。ありがたいことに記事にコメントをくれるフォロワーさんもいらっしゃるので、コメントを拡散することもあり、それがきっかけで「読んでみたい」と思ってくださる方も結構いらっしゃるようなのです。Twitter の活用は読者さんに興味をもっていただく上で重要でした。

濱本:勉強になります!なつなつさんの場合は、継続的に読者が増えていて、配信の何回かに一度は一気に増えるという動きを繰り返してますよね。Twitter 以外ではどういったプロモーションをしていますか?

なつなつ:有料レターを書いたときは、無料の読者さんにも「目的別ニュースレター」機能を使ってお知らせするようにしています。最近は有料レターを朝配信し、その日の夕方頃に無料レターも配信していて、有料記事へのリンクに簡単な紹介文を添えてお送りしています。

濱本:「目的別ニュースレター」は有料読者さん、無料読者さん、それぞれにニュースレターだけを送れる機能ですね。有料記事を知ってもらう機会になっていると感じますか?

なつなつ:すごくいい機会になっています。無料読者に向けたニュースレターの開封率も上々で、有料購読につながっている印象があります。

濱本:「少し読んでやめる」ということができるのがテキストコンテンツの魅力で、お試ししてもらうハードルが低くなるように思います。記事の有料化はどういうプロセスで進めましたか?

なつなつ:元々 theLetter は有料記事メインで使おうと考えていたので、事前に Twitter のフォロワーさんには、有料配信を始めることをお伝えしていました。ニュースレターはブログや Twitter とは違って、有料であるかわりに、より実践的ですぐ使えるような美容の知識だったり、読者さんのためになるような知識を毎週届けるよ、と読者さんに有料購読のメリットというのをしっかりお伝えした上で、無料記事を数本出したあと有料記事メインに移っていきました。

濱本:いいコミュニケーションですね。無料のニュースレター上ですとか、Twitter 上ですとか、どういう風に有料版の Beauty Science News の魅力を伝えているのでしょうか。

なつなつ:それは非常に難しいのですが、「この記事を読むとどういうことがわかるのか?」「何が手に入るのか?」という具体的なことを意識して伝えるようにしています。具体的に読者さんが到達できるところを示してあげるようにしているというのが工夫点ですね。

濱本:すごくわかりやすいですね。

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以上、なつなつさんにインタビューにご協力いただきました。専門性を発揮しながら、読者さんに誠実で、常に質に高いコンテンツを届けていく。そんな Beauty Science News が theLetter から生まれてきて誇りに思います。このインタビュー記事を読んでくださった書き手さんの中から、こういったニュースレターが生まれてくると嬉しいです!

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Beauty Science News について

大手化粧品メーカーの現役研究職として皮膚科学や化粧品の研究に従事する「なつなつ」が、美容と健康に関する最新の科学情報を分かりやすく発信。

難しい研究情報や論文情報を分かりやすく解説し、科学的根拠に基づいた確かな美容情報を毎週月曜朝にニュースレターで配信中。

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